
私は独身だけど、正社員辞めてパートになるってあり?
パートと正社員で変わる部分はある?
パートを選ぶときにどのようなことを考えておいた方がいい?
本記事ではこんなお悩みに答えます!
今回は、独身の人でもパートを選択するのは「あり」、であることを解説していきます。
周りの独身の人でパート勤務の人がいなければ、パートにしたくてもしていいのか迷ってしまいますよね。
心配になって調べてみると、独身でパートとして働いている人は全国に意外と多いことがわかりました。
そこでこの記事では、「独身でパートを選ぶ人の割合や理由」、「私が正社員からパートになって実感した変化」、「パートになる前に考えたい3つのこと」を解説していきます。
この記事を読むことで「独身でパートってありなのかな?」という不安を整理し、正社員とパートでは、どちらが自分に合う働き方なのかを判断することができるようになります。
独身でもパートを選択する割合と理由
結論、独身でパートを選ぶ人は約4人に1人。決して珍しい選択ではありません。
筆者の私も通算4年3ヶ月の正社員生活を辞めて、パートに変えた過去があります。
約4人に1人がアルバイト・パートを選んでいる
未婚(注1)の雇用者1,929万人のうち、パート・アルバイト(注3)で働いている人は460万人、約24%です。

出典:総務省「労働力調査」 2025年
・調査の条件
産業分類 → 全産業
性別 → 男女
年齢階級 → 15歳以上
配偶関係 →未婚
地域 → 全国
年 → 2025年
注1. 本記事では「独身」を未婚の人に限定。離婚・死別した人は除外
注2.対象雇用者は「役員」を除く
注3.法律上「アルバイト」と「パート」の違いはないので、区別せずに調査
未婚だから正社員で働くのが当たり前、というわけではないことが調査からわかります。
パートをする理由で多いのは「自分の都合のよい時間に働きたいから」
独身(未婚者に限る)の人がパートを選択する理由は
- 自分の都合のよい時間に働きたいから
- 家計の補助・学費等を得たいから
- 家事・育児・介護等と両立しやすいから
出典 :総務省 「労働力調査 詳細集計 」2025年
などがあります。
なかでも、 約54%の人が「自分の都合のよい時間に働きたいから」を理由としてあげています。
正社員を辞めてパートは選択肢として「あり」
筆者の私も正社員からパートに転向しましたが、結果的には「理由があるなら、パートという選択肢はあり」と思っています。
パートを選んだ理由:
- 正社員時代に体調を崩して、病気になったから
- ほかの地域へ引越し予定があって、近いうちに退職が決まっていたから
無理してさらに体調悪化したら嫌なので、1日6時間勤務のパートにしたことで、
・私にとってはちょうどいい勤務時間数だったので、仕事も頑張れた
・収入がある安心感と、働いている安心感は、正社員と変わらず実感できた
自分の健康を守りつつ、安心して楽しく暮らせることができました。
正社員辞めてパートになって変わったこと・変わらなかったこと【収入編】
働き方が変わるので、【収入・私生活・仕事】の3つに、「正社員と違うな〜」と実感する部分がありました。
一方で、パートになっても変わらなかったこともありました。
最初に、生活する上で重要な【収入】について紹介します。
収入の変化
| 月収 | 1日の勤務時間 | 週の勤務日数 | 時給換算 | |
|---|---|---|---|---|
| 正社員 | 約23万5,000円 | 8時間 | 5日 | 1,350円 |
| パート | 約16万6,000円 | 6時間 | 5日 | 1,320円 |
月収は変わります。一般的に見ても正社員の方が収入は高いです。
それに、パートだと祝日や年末年始があると休みになる分、収入が減ります。
ただ私の場合、月収だけを見ると約6万9,000円減っていますが、時給換算では約30円しか変わりませんでした。

正社員のときの給料に泣けてきた…
パートで働くなら、少しでも時給が高い仕事にした方が良いですね。
正社員の時との収入のギャップが少なくなるし、短時間勤務でもそこそこの金額は稼ぐことができます。
時給が100円変われば、
100円×1日6時間×月22日=13,200円
こんなに変わります。
給料から徴収されたもの
| 給料から徴収されたもの | |
|---|---|
| 正社員 | 雇用保険 健康保険 厚生年金 住民税 所得税 企業型DC |
| パート | 雇用保険 健康保険 厚生年金 所得税 |
企業型DC(会社の年金制度)は、私の勤めていた会社ではあったので、任意でやっていました。
住民税は退職後、自分で支払う「普通徴収」に切り替わったので給料天引きではなくなりました。
徴収金額は違えど、給料から引かれる税金などに変わりはありませんでした。
賞与・退職金の待遇
正社員:両方あり
パート:両方なし
私にとって、
- 賞与は日々のモチベーションになっていた
- 退職金は転職先が決まるまで、年金などの支払いや生活費の足しにできた
待遇の違いも変わります。お金の余裕は、正社員が圧勝でしたね。
パートだと大きい買い物はためらいがちになっていました。
ただし、正社員でも両方ない会社もあれば、パートでも両方ある会社もあります。一概に正社員になれば必ずある制度ということではありません。
正社員辞めてパートになって変わったこと変わったこと・変わらなかったこと【私生活編】
次に日々の【私生活】で変わったところを紹介します。
疲労の具合
| 朝 | 仕事後の夕方や夜 | 休日 | |
|---|---|---|---|
| 正社員 | うわあ〜もう起きなきゃ…という絶望で、メンタルがすでに疲れている | 疲労がピークになっており、精神的な疲れがひどい | 普段の疲れを取ろうと寝ている時間やゴロゴロする時間が大半 |
| パート | うわあ〜…と思ったとしても、「短時間だから」頑張る!と前向きになれる | 疲労はあるが、正社員ほどではない | 仕事であまり疲れなくなったので、お出かけする日が増えた |
疲労度は変わります。
私は体力がない方なので、短時間勤務だと仕事後の疲労少なく、体調がいい日が多かったです。
体力に自身が無かったり、精神的にも無理をしたくない人に、パートの働き方は「あり」です。
関連記事:体力がなくて仕事が続かないのは甘え?原因と対処法を実体験から解説
お金の使い方
| 消費 | 貯金 | 節約 | |
|---|---|---|---|
| 正社員 | (例)・毎月1万円美容院で消費する ・推し活に平気で1回数万円使う ・毎シーズン服を買う | 月5〜10万 | 「コンビニに行かない」などいくつか心掛けていた |
| パート | (例)・美容院は2ヶ月に1回4000円のみ ・推し活自体をやめた ・年に2回セールになっている服しか買わない | 月数万円がやっと。貯金できない月もあった | とにかく「モノ」を買わないことが多くなった |
お金の使い方は変わりましたね。「いかにお金を使わないようにするか」ということばかり考えていました。
欲しいものも我慢せざるを得ないのは、短時間労働で得た「自由」と引き換えなのかもしれませんね。
ですが、自由に使えるお金が減った分、とにかく「無駄遣いをしないようにする」という意識はめちゃめちゃ高まりました。
無駄が減った分、人生にプラスになったことはあります。
正社員辞めてパートになって変わったこと・変わらなかったこと【仕事編】
最後に仕事面で変わったところを比較していきます。
仕事の責任・プレッシャー
正社員:責任はあり。常に数字に追われ、結果を出さないといけないプレッシャーがあった
パート:責任はあるけど、プレッシャーはあまりない。
正社員でもパートでも与えられた仕事は責任を持ってやるべきなので、責任感は変わりません。
プレッシャーに関しては変わりました。
正社員は定期的に会社の業績を見せられ貢献できてるか数字を見せられたり、毎年数字で評価されるので気は休まりませんでした。
パートはこの部分が無く、目の前の仕事をミスなく終わらせれば何も言われないのであまり感じることはなかっです。
人間関係の変化
正社員:人数が結構いたので色んな人と関わらなければ行けなく疲れてた
パート :20歳以上年上の方と2人っきりの時間が多く、合わないこともあり疲れてた
人間関係は雇用形態で変わるものではないですね。
働いている人間が違うので、パートだから人間関係が楽になったということはありませんでした。
雇用の安定性
正社員:何もない限り、この会社で働き続けられるという安心感はあり
パート:毎年契約を更新していく必要があり、更新されるか不安になる
長く働き続けられるかの安定性は変わります。正社員が勝ちです。
私がいたパートの職場は毎年更新制ですが、5年経てば無期雇用に転換できました。
しかし、経営状況が悪かったらしく、人件費削減で外部委託や非正規社員からまず切られていましたね。
正社員だから100%大丈夫ということはありませんが、安定を重視するなら正社員のほうが安心感があると感じました。
正社員辞めてパートになりたい独身の人が考えるべき判断ポイント3つ
パートという働き方にメリットはもちろんありますが、デメリットもあります。
【収入・暮らし・理由】の3つのことを考えると、後悔するリスクは少なくなります。
毎月いくらの収入が必要かを考える
毎月、最低いくらあれば生活していけるかを計算しましょう。
総務省統計局「家計調査」によると、2025年の単身世帯の消費支出は月平均173,042円です。
出典:総務省統計局「家計調査」2025年平均
単身世帯の消費支出は月平均17万3,042円なので、まず自分の生活費がいくら必要なのか確認してみましょう。
そして、
2025年度の地域別最低賃金は、全国平均で1,121円となっています。
出典:厚生労働省 令和7年度地域別最低賃金の全国一覧
仮に,最低賃金1,121円で月17万円程度を稼ぐには...
1,121円×7時間×22日= 172,634円
1日7時間・月22日程度働く計算になります。

時給が高い仕事なら、一人暮らしも出来そう…
ただし、この金額は社会保険料や所得税等を差し引く前の金額ですので、実際はもっと少なくなります。
普段の暮らしで見直しできる消費はないか対策する
せっかくパートに切り替えて、自分の時間が増えたりストレスが減ったのに、お金がなくて暮らしていけなくなったら本末転倒です。
収入減になる傾向がある、パートのデメリットですが
- 車を所有しているなら手放す
- 実家暮らしにしたり、知人と同居して家賃の負担を下げる
- あまり使っていないサブスクは解約する
など、見直しできそうな出費は見直して、毎月の出費を減らすことがパートで長期間生活していけるコツです。
なぜパートで働きたいかを考える
「なぜパートにしたいのか」、理由を明確にしてみましょう。
- 資格を取るため勉強時間の確保が必要だから
- 夢や目標があり、それに費やす時間をたくさん確保するため
- 久しぶりに働くので、無理せず働くことに慣れたいから
- 募集している業界・職種に興味があり、この先ずっとその仕事を続けていく一歩にしたいから
など、明確な理由があれば「パートを選んだ自分」に納得できます。働くモチベーションも出ますし、将来設計もしやすくなります。
働き方を変えることは前項で挙げた、収入と暮らしに影響するので、安易にパートを選ぶというのはあまりおすすめできません
パートにしたい理由が明確になれば、勤務時間・仕事内容・時給など、自分に必要な条件も決めやすくなります。
【Q&A】独身が正社員辞めてパートになったことに関するよくある質問
最後に、正社員からパートになった後に関するよくある質問にお答えします。
- Q正社員からパートになって幸せだった?
- A
結論、「幸せ」でした
・1日6時間しか働かなくてよかったから
・売上など数字に追われるストレスがなくなったから
・嫌いな人がいても、「短時間しか会わないし」と割りきれたから
・時給が高めだと、頑張り次第で正社員並みに稼ぐことが可能だったから
といった理由で幸せを実感できました。
パートを選んだことで
・自分のやりたいことに時間を費やせた
・自分らしい働き方を見つけられた
など、得られたものはたくさんありました。
- Q正社員からパートになって後悔していることはある?
- A
正直に言えば、少なからずありました。
やはりお金の面で後悔はありましたね…
収入が減るのは、最初から分かりきっていたにもかかわらず、いざパートになってお給料が減ったことを少し後悔しました。
とはいえ、働いていることに変わりはないですし、多い月だと手取りで20万近く稼げた月もあったので、総合的には満足していました。
- Q面接でパートにする理由は聞かれましたか?
- A
はい、聞かれました!!

正社員ではなくてパートを選ぶ理由はあるんですか?パートで大丈夫なんですか?
こんな感じに聞かれましたね。だから、
「はい、問題ありません。
前職では○○業界で事務職として働いていましたが、今度は異なる業界で同じ事務職で貢献していきたいと前向きに捉えていました。
学校で働くことに興味があり、御校の求人を拝見して、
雇用形態で決めずに挑戦していきたいと考えていたので、パートでも問題はありません」
こんな感じで答えたと思います。

緊張していたからね。うろ覚えですが、参考になれば嬉しいです。
面接ですので、「体調不良なので~」とか「1日8時間働くのがしんどかったので~」など、相手を不安にさせるようなことは言いません。
前向きな発言はやる気をアピールするためにも雇用形態関係なく大事なことです。
まとめ|独身でも正社員を辞めてパートはあり。ただし正社員との違いを知っておこう
この記事をまとめると、
・パートを選ぶ理由は「自分の都合のよい時間に働きたいから」が多い
・「収入」「暮らし」「仕事」それぞれの部分で変化したことがあり
・パートへの変更を考えているなら、「収入・暮らし・理由」の3つを整理してみましょう
正社員を辞めてパートになることは「あり」。収入は減りましたが、私の場合は自分の時間が増え、生活の余裕につながりました。
一方で、収入や雇用の安定など、正社員とは違う部分もあります。
パートへの変更を考えているなら、収入・暮らし・働く理由を整理したうえで、自分に合った働き方を選んでみてください。


