
仕事辞めたい。お金がないまま退職しても大丈夫?
お金で後悔しないように、退職前に注意したいことはある?
こんなお悩みにお答えします!
私も同じことで悩んだこともあるし、お金で退職を後悔したこともありました。
しかしやみくもに退職すると、今度は「仕事のつらさ」が「お金の不安」に変わってしまうことがあります。
そこでこの記事では、前半で「お金が心配なまま退職して後悔しないために考えておきたいこと」、後半で「私自身の退職での後悔したお金のこと」を交えて紹介します。
この記事を読み終わる頃には、退職後お金で心配しない考え方と実際に準備することがわかり、退職した後お金がなくなり生活が苦しくなるリスクを避けられます。
記事を読んでぜひ、退職するかどうかを判断する材料にしてくれたら嬉しいです。
仕事辞めたいけどお金ない…退職して後悔しないために考えたいポイント
ここでは退職して後悔しないために「退職前に注意したい考え方」を紹介します。
お金が心配なら勢いで辞めないで
結論から言うと、お金が心配なら、勢いだけで退職するのはおすすめしません。
ある日突然退職をして後悔した私が学んだ教訓は「お金が心配なら勢いで辞めないほうがいい」です。

上司の○○がもう限界!こんな職場もう辞めてやる!
お気持ちはとてもわかります。
ただ、そのように感情的になっているときは後先のことが考えられなくなっています。
辞めるのは簡単です。
不労所得が毎月入ってくるとか、貯金が1億円あるなら勢いで辞めるのもアリだと思いますが、そうでなければ辞めた後は「お金がないと苦労することが多い」のが現実です。
実際私も何にどれだけかかるかよく考えずに退職した結果、限られた貯金はどんどん無くなり不安な毎日を送ることになってしまいました。
お金が心配なら転職先を決めてから辞めよう
とはいえ、我慢してうつ病になってしまっては本末転倒です。
仕事辞めたいけどお金が心配なら、「転職先を決めてから辞める」のが最大のリスク回避になります。
転職先を決めてから辞めるメリットは
・収入が途切れない
・焦って仕事を探さなくて済む
・貯金を大幅に減らさずに済む
といったメリットがあります。
貯金や国の制度(雇用保険の手当など)があったとしても無限ではありません。
それらを頼りきっての退職はリスクがあります。
それに収入が途絶えれば急いで次の仕事を探さなきゃ!と精神的に焦り、余裕もなくなります。
本当に仕事を辞めたいなら、仕事を続けたまま迅速に転職活動をするのがお金も精神面も1番安定させられます。
体調が理由なら休職という選択肢もある
もし今の健康状態が良くなくて限界が来ているなら、まずは休職を考えてみるのもひとつの方法です。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
協会けんぽ「傷病手当金」のページより引用
私は精神的な病気になったにも関わらず、限界が来るまで働いてしまい耐えられず咄嗟に辞めてしまった経験があります。
しかし、お金が心配だと気持ちも休まらず、十分な休息の時間も得ないまま再就職をせざるを得なかったため仕事探しも上手くいきませんでした。
休職なら仕事を失うことなくしっかり休めますし、体調やお金のことを十分に考えた上で復職するか退職するか考えられます。

だけど、もう早く辞めたい!
とはいえ、病気や怪我がなくても、すぐに今の仕事を辞めたいときは誰にでもありますよね。
そんな方は次のパートを読んでみてください。
仕事辞めたいけどお金ない人が退職する前に確認したい5つのこと
ここでは、退職する前に必ず確認しておきたいお金のことについて5つ紹介します。
このパートを読めば、退職後にお金で心配するリスクを減らすコツが見つかります。
毎月の必ずかかる出費はいくらかを計算する
・家賃
・光熱費
・食費
・通信費
・交通費
・交際費
これらは生きていたら必然的にかかる費用です。
人によっては、
・車のローン
・奨学金
・保険料
も毎月発生する場合があります。
毎月安定した収入があるとこういった出費が毎月いくらかかっているか見逃しがちです。
仕事を辞める数カ月前からでもいいので、各出費が毎月どれくらいか把握してみましょう。
抑えられそうな出費はないか検討する
上記で毎月かかる費用がいくらか把握できたら、次は減らすことのできる出費を考えましょう。
下記の表では普段の私が節約のために無駄を減らしている手法を明記しているので、参考にしてみてください。
| 抑える出費 | 対策 |
| 食費 | ・コンビニに行かない ・同じ料理を大量に一度に作って数日間に分けて食べる ・マイボトルを持つ |
| 通信費 | ・格安スマホに変える |
| 交通費 | ・暇だからといってむやみに出かけない ・公共交通機関を使う |
| 交際費(娯楽費) | ・飲み会やショッピングの回数を減らす |
出費を抑えられる代表的な費用はこの4点ではないでしょうか。
仕事辞めたいけどお金が心配であれば、今まで当たり前にお金を使ってきたことを次の仕事が決まるまでは一時的に止める勇気も必要です。
退職後の税金や保険料を計算する
退職しても税金や保険料は無くならないので、事前にいくら払わなければいけないか必ずチェックしましょう。
必ずチェックすべきなのは
・住民税
・国民年金保険料
・国民健康保険または任意継続保険料
住民税と健康保険料は年収によって金額が変わるので自分がいくら払うのかを必ず計算しましょう。
ネットに計算ツールがありますが、1番はお住まいの市町村の役所に問い合わせた方が詳細の金額を教えてくれます。
貯金で何か月生活できるか確認する
次の仕事が未定で辞める場合は、貯金額も重要になります。
貯金額 ÷ 退職後に毎月必要になる金額 = 生活できるおおよその月数
として、一度計算してみることをおすすめします。
例えば、貯金が120万円あり、退職後の生活費や税金・保険料などを合わせて毎月20万円必要だとします。
120万円 ÷ 20万円 = 6か月
ですね。
この場合、単純計算では無収入でも約6か月生活できることになります。
※退職金がある場合は退職金も含めて計算してください。
ただし、急な出費が発生する可能性もあるため、「6か月は絶対に大丈夫」と考えるのではなく、あくまで目安として考えておきましょう。
雇用保険の手当は何ヵ月くらい受給できるか確認する
雇用保険を掛けていた場合はハローワークで申請することにより手当給付の対象になる場合があります。
所定給付日数は年齢・被保険者期間・離職理由などによって異なり、90~360日です。
雇用保険の手当を受給できるか、ハローワークに事前に確認しておきましょう。
その際、退職理由・雇用保険加入期間を伝えると、およその日数を教えてくれる場合もあります。
ちなみに申請できたとしてもすぐにもらえません。実際私の場合は支給されるのに1ヶ月以上はかかりました。
ですので、私自身の経験から、少なくとも数か月分の生活費を用意しておいた方が安心だと感じました。

今あるお金でどれくらい無収入でも大丈夫か・雇用保険は受給できそうかを事前に把握しておくことで、すぐに仕事を辞めれそうか・そうではないか、一度立ち止まれるでしょう。
辞めてからお金で困らないためにも、しっかり備えておくことが大切です。
仕事辞めたいけどお金ない私が退職して後悔したこと
ここでは過去、お金の心配があるのに仕事を辞めてしまった私が「あの時この意識があったらもっと違ったのに」と後悔したことを紹介します。
ぜひ、私を反面教師にしてください。
もっとお金の見通しを立ててから辞めればよかった
私は仕事を辞めた当時、約200万円の貯金がありました。
「200万円あれば、しばらく働かなくても大丈夫だろう」とどこかで安心していた部分もあります。
しかし退職後、一人暮らしをするために引っ越したこともあり、引っ越し費用や家賃、予定外の通院費でみるみる貯金は減ってしまいました。
気づけば貯金は100万円以下に。
収入がない状態で口座残高だけが減っていくのを見るのは、想像していた以上に不安でした。
今振り返ると、「200万円あるから大丈夫」ではなく、退職後に必要になるお金を計算して、この貯金で何か月暮らせるのかまで考えておくべきだったと思います。
退職後の税金・社会保険料について調べておけばよかった
退職してからの税金の高さに大変驚きました。
・住民税が6月に納付書が来る。しかも毎月納付じゃなくて4回に分けて払うから1回の金額が数万円した
・国民年金の納付書が来る。月1万7,920円(2026年度)を毎月払わなきゃいけない
・国民健康保険料を払わないといけない。前年の年収によるけど、普通に高くてビビる
仕事についていると年金や保険は会社が半分払ってくれているんですよね。
収入が無いのにこれらを払うのはハード過ぎます。
退職後にどれだけ税金がかかるか辞める前に計算すべきでした。
休職という選択肢をもっと早く知ればよかった
最初のパートでも書きましたが、体調不良なら休職をまずは検討すべきでした。
当時の私は「働くか辞めるか」の二択になっていました。
休職という選択肢をもっと早く知っていれば、限界になって突然辞める以外の方法も考えられたかもしれないと後悔しています。
退職前に利用できる制度を調べておけばよかった
・健康保険任意継続制度
・国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度
・雇用保険の基本手当
・住居確保給付金
・傷病手当金
※国民健康保険や住民税も市町村によって減免や猶予などの制度がある場合があり
これらの制度を知り、次の仕事が見つかるまで利用できる場合は活用するべきでした。
もちろん、すべての人が利用できる制度というわけではありません。
しかし、本当に困っていてどうにもならない時は一時的に頼った方が不安は少なくなったのにと悔やんでいます。
※人によって制度の対象かどうか違いますので、必ず国や各市町村のサイトで確認したり、ご自身が加入している健康保険組合に問い合わせをしてください。
まとめ|仕事辞めたいけどお金が心配なら「辞めた後」を計算してから決めよう
仕事辞めたいけどお金がない、という悩みについて具体的な考え方を紹介しました。
まとめると、
・お金が心配なら次を決めてから辞める
・体調が限界なら休職も選択肢
・退職前に退職後の出費についてあらかじめ計算しておく
・国や市町村などの税金の免除等の制度を知る
お金が心配でも出費の把握や国や市町村の制度を知っておけば、退職後になって「こんなに苦しくなるとは思わなかった」という事態を避けられます。
退職後にお金で困らないためにも、
・毎月いくら必要なのか
・どこまで生活費を下げられるか
・税金・社会保険料はいくらになるか
・貯金で何か月生活できるか
・雇用保険の基本手当を受給できるか
この5つだけでも、退職前に確認してみてください。

退職しても、「自分が生活に困らないためにいくら必要か」を仕事辞める前に把握しておくことが重要ね!


